2024年2月に新しくスタートした「クロネコゆうメール」とはどのようなサービスなのでしょうか。

「クロネコDM便」廃止に伴って新しくできたサービスであり、クロネコDM便とクロネコゆうメールでは何が異なるのでしょうか。

本記事では、クロネコゆうメールのサービス内容について詳しく解説します。

クロネコDM便でお困りの方に、クロネコゆうメール以外の方法も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

 

クロネコゆうメールとは

クロネコゆうメールとは、2024年2月からスタートしたヤマト運輸と日本郵便の連携による荷物の配送サービスです。

具体的には、ヤマト運輸が郵便物を回収し、配達は日本郵便が行います。

ヤマト運輸が提供していたクロネコDM便が2024年1月31日をもって廃止されたことに伴い、新設されました。

今まではヤマト運輸のみで郵便物の配送を行っていましたが、ヤマト運輸が日本郵便のゆうメールと連携し、郵便物の発送を行うように変更されました。

クロネコゆうメールを利用する際にはヤマト運輸との法人契約が必要であるため、個人は利用できない点に注意してください。

 

クロネコゆうメールの特徴

クロネコゆうメールには、次の4つの特徴があります。

  • 郵便受けに投函
  • 対象は2サイズ
  • 全国一律の料金
  • 365日年中無休で集荷

それぞれの特徴について、以下で見ていきましょう。

 

① 郵便受けに投函

クロネコゆうメールで配達される郵便物は、郵便受けに投函されます。

もし郵便受けが満杯で郵便受けに入らない場合、郵便物は持ち戻り、再配達となります。

 

② 対象は2サイズ

クロネコゆうメールでは、1cmまでの郵便物と2cmまでの郵便物の2つのサイズを設定しています。

許容重量はどちらも1kgまでとなっており、1kgを超える郵便物は発送できません。

 

③ 全国一律の料金

2サイズの料金はそれぞれ以下の通りです。

  • 〜1cm(厚さ):250円(税込)
  • 〜2cm(厚さ):310円(税込)

クロネコゆうメールの料金は全国一律であり、どこからどこまで送付しても料金は変わりません。

 

④ 365日年中無休で集荷

クロネコゆうメールでは、365日年中無休で集荷を行なっています。

一方、配達は日本郵便のゆうメールに準じているため、以下の日には配達されない点に注意してください。

  • 土曜
  • 日曜
  • 祝日
  • 1月2日

 

クロネコゆうメールで送れる郵便物のサイズ

クロネコゆうメールで送れる郵便物のサイズは、以下の通りです。

 

①大きさ(サイズ)

  • 長辺:14cm〜34cm
  • 短辺:9cm〜25cm
  • 厚さ:2cm以内

 

②重さ

1kg以内

 

このサイズを超える郵便物は発送できない点に注意してください。

 

クロネコゆうメールの料金

クロネコゆうメールの料金は全国一律で、次のとおりです。

  • 〜1cm(厚さ):250円(税込)
  • 〜2cm(厚さ):310円(税込)

法人向けの料金は、ヤマト運輸との契約内容、荷物の発送個数などをもとに、異なります。

なお、クロネコゆうメールはヤマト運輸との契約をした法人や団体、個人事業主のみが利用できるため、クロネコゆうメールを利用したい場合はヤマト運輸との契約を交わすようにしてください。

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クロネコゆうメールの注意点

クロネコゆうメールには、次の3つの注意点があります。

  • 信書は送れない
  • 料金が割高になる
  • 集荷が必要

それぞれの点について以下で見ていきましょう。

 

① 信書は送れない

クロネコゆうメールでは、信書は送れません。

ヤマト運輸の公式サイトによると、信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」のことです。(引用:よくあるご質問(FAQ)|ヤマト運輸

具体的には、以下のようなものが信書に該当します。

  • 契約書
  • 申告書
  • 申込書
  • 願書
  • レセプト
  • 推薦書
  • 確定申告書
  • 給与支払報告書

 

② 料金が割高になる可能性がある

クロネコゆうメールは、2024年1月31日までサービスを提供していたクロネコDM便よりも料金が割高になる可能性があります。

個人向けの「ゆうメール」の基本料金が180円~であり、これが最低ラインとなる場合があるので、やや割高だと言えるでしょう。

※法人向けサービス「クロネコゆうメール」は契約内容や発送数によって応相談です。

 

③ 集荷が必要

クロネコゆうメールで発送するには、集荷が必要です。

郵便ポストへの投函では発送できないため、ヤマト運輸のドライバーが集荷に来るのを待たなければいけません。

そのため、クロネコゆうメールの発送には時間的な制約がある点に注意が必要です。

特定記録郵便はどんな制度?郵便局での出し方や注意点も解説

 

クロネコDM便廃止でお困りの方へ

クロネコDM便で廃止でお困りの方は、次の2つのサービスの利用を検討してみてください。

  • DM発送代行(ダイレクトメール|/66円(税込)で全国対応|ジブリック大阪
  • 発送代行から作業までDM業務を総合サポート|メールカスタマーセンター

それぞれのサービスについて以下で解説します。

 

① DM発送代行(ダイレクトメール|/66円(税込)で全国対応|ジブリック大阪

関西圏からの郵便物発送は、ジブリック大阪によるDM発送代行を利用してみてください。

ジブリック大阪はスタッフ対応満足度で100%を誇る上、発送料金満足度や発送納期満足度でも100%近くをマーク。

対応、料金、納期の各項目で高い評価を受けています。

ジブリック大阪によるDM発送代行では、1通あたり最低66円(税込)から全国各地へ発送してくれるため、とても安く利用できます。

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② 発送代行から作業までDM業務を総合サポート|メールカスタマーセンター

関西圏を含めた全国からの発送では、メールカスタマーセンターのDM発送代行も検討してみてください。

年間約800社、3億通以上のDM発送を代行しているため、経験豊富なスタッフが迅速にかつ的確に対応します。

発送代行のみならず、宛名などの作業やデザイン作成、印刷などDM発送に関するサービスをワンストップで提供していることが大きな特徴です。

DM発送に関してトータルでサポートしてもらいたい場合はメールカスタマーセンターに問い合わせてみてください。

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郵便料金計器の導入も視野に

クロネコDM便廃止でお困りの方は、クアディエントなどが提供する郵便料金計器の利用も検討してみてください。

郵便料金計器とは、切手に代わって郵便物に郵便料金を印字する機械です。

郵便料金計器を導入すると、次のようなメリットがあります。

  • 信書を送れる
  • 1通からいつでもポストに投函できる
  • 切手を購入する必要がない
  • 郵便料金は使った分だけまとめて後納

それぞれのメリットについて、以下で見ていきましょう。

 

① 信書を送れる

郵便料金計器を利用すれば、信書を送れます。

クロネコゆうメールでは、契約書や申込書、申告書などの信書は送れません。

それに比べると、信書も送れる郵便料金計器を用いた郵送は、利便性が高いと言えるでしょう。

郵便料金計器の価格帯やメーカーによる違いは?上手な選び方を紹介

 

② 1通からいつでもポストに投函できる

郵便料金計器では、1通からいつでもポストに投函できます。

クロネコゆうメールでは集荷してもらわなければ郵便物の発送ができませんでした。

一方、郵便料金計器では、いつでも好きなときに郵便物の発送ができるため、便利に利用できるでしょう。

【企業向け】大量の郵便物を効率的に処理するために有効な方法とは?

 

③ 切手を購入する必要がない

郵便料金計器を利用すれば、切手に代わって郵便物に郵便料金を印字してくれます。

従来の普通郵便では、切手が手元になければ切手を買いに行く必要がありました。

しかし、郵便料金計器を導入すればその必要がないため、いつでも好きなときに発送できるため、利便性が大きく向上するでしょう。

郵便料金計器の使い方や手順を写真付きでご紹介!

 

④ 郵便料金は使った分だけまとめて後納

郵便料金計器を利用する場合、郵便料金の支払いは使った分だけをまとめて後納します。

送るたびに料金を支払う必要がないため、経理業務の省力化ができます。

なお、後納の場合、1ヶ月に出す郵便物の料金の概算額の2倍に相当する額の担保を提供しなければいけない場合もあるため、注意してください。

 

まとめ

クロネコゆうメールは、2024年2月からスタートしたサービスであり、ヤマト運輸と日本郵便が連携して郵便物の配達をしています。

全国一律の料金で遠方への配達が安くできたり年中無休で集荷を行ったりするなどのメリットがある一方、集荷を待たなければいけず、信書は送付できないなど、デメリットもあります。

そのため、クロネコDM便がなくなり困っている方は、郵便料金計器の利用も検討してみてください。

クアディエントなどが提供している郵便料金計器を利用すれば、クロネコゆうメールよりも便利に発送できます。

ぜひこの機会に郵便料金計器の導入を検討してみてください。

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